新窓販国債とは

新窓販国債とは、個人向け国債のほかに新しい窓口販売方式により販売された、個人投資家用の国債です。しかし個人向け国債は個人投資家しか購入できないのに対し、新窓販国債は法人でも購入ができます。
満期は2年、5年、10年の3種類で、いずれも金利は固定になります。それまで郵便局限定で一定期間、一定の価格で売り出されていた国債を、民間金融機関の販売に拡大したものです。

新窓販国債の特徴は?個人向け国債とどう違う?

個人向け国債と新窓販国債は似ているようで実は全く違うもの。この二つを特徴をくらべてみると、

融資率融資手数料タイプ
(税込)
返済期間融資金利
90%以下Aタイプ(定率)
融資額×1.836%
20年以下1.26%
21年以上35年以下1.33%
Bタイプ(定額)
54,000円
20年以下1.46%
21年以上35年以下1.53%
90%超100%以内Aタイプ(定率)
融資額×1.836%
20年以下1.70%
21年以上35年以下1.77%
Bタイプ(定額)
54,000円
20年以下1.90%
21年以上35年以下1.97%



大きな違いは購入金額が額面通りではない場合がある点。購入するときの価格によって額面は100円であっても99円や101円で取引される場合があるということです。ですから表面金利通りの金利が付くわけではなく、購入価格も加味して利回り計算をすることになります。

額面金額より販売価格より高いことをオーバーパーといい、安いことをアンダーパーといいます。償還金額(満期で返ってくる金額)は、額面通りですので、額面が100円の場合は100円で償還されます。

引用:資産運用の教科書

と、いうわけで新窓販国債はできるだけ安い金額で手に入れた方が有利になります。