Zoomが提供している4つのサービス

Zoomの代表的な機能はWebミーティングですが、他にもさまざまなサービスを展開しています。まずは4つのサービスを簡単に解説していきます。

Zoomミーティング

Zoomの機能の中で最も知られているのはWebミーティング機能でしょう。遠方にいる相手ともパソコンやスマホを利用して直接顔を見ながらのやりとりができます。高画質、高音質で他のサービスと比べてデータ容量が軽いのが魅力です。

Zoomビデオウェビナー

ビデオウェビナーは、ミーティングのような双方からの発信ではなく登壇者と聴衆がはっきり別れたイベントでよく利用されるサービスです。代表的なものに大教室での講義やオンラインセミナーが挙げられます。ライセンスに応じて500人から50000人まで聴衆が可能なので大規模なオンラインライブなどでも利用されることもあるようです。画面上には主催者や登壇者が常に写っており、参加者は発言せず顔も映りません。ただし視聴者はリアクションを送ったり、挙手ボタンを使ったり、登壇者のアンケートに回答するなどしてコミュニケーションをとることができます。

Zoomエデュケーションプラン

エデュケーションプランは教育向けZoomです。小学校、中学校、高校のリモートやハイブリッド教育環境を支援するオンライン授業サービスです。先生の話を聞くだけでなく生徒の発言を促し活発なコミュニケーションが取れるデザインになっています。例えば「ブレイクアウトルーム」を利用すれば少人数でディスカッションすることも可能です。まさにクラス内でグループを作って意見を出し合う感覚です。また授業を録画保存できるので生徒が復習のために何度でも見返すこともできます。

コロナ禍において対面授業が困難になったことから、Zoomは教育機関に対して通常40分のところ時間制限なしのサービスを行っていました。しかし対面授業がほぼ復活したことから2022年6月末にこの無料サービスは停止となりました。

Zoom Rooms

「Zoomミーティング」が個人ごとにパソコンから繋がるWebミーティングなのに対し「Zoom Room」は会議室ごとつなぐ、いわばテレビ会議です。会議室にカメラやマイク、モニターを据え置きで設置しておき、いつでも会議できる体制の部屋を作っておきます。毎回の設置作業が必要なく、通信環境も一定なのでクオリティが安定するのがメリットです。ただし会議室に集まって他の会議室と繋げるスタイルなので、参加するには指定の場所に赴く必要があります。